1948-06-30 第2回国会 衆議院 商業委員会 第13号
○水谷國務大臣 ただいま議題にされておりまする輸出品取締法案につきまして御説明申し上げます。 貿易の発展は、わが國産業経済復興のかぎでありますが、今後わが國の輸出品が、海外に伸びて行くためには、輸出品の品質言上が重要視されなければならないことは申すまでもないところであります。
○水谷國務大臣 ただいま議題にされておりまする輸出品取締法案につきまして御説明申し上げます。 貿易の発展は、わが國産業経済復興のかぎでありますが、今後わが國の輸出品が、海外に伸びて行くためには、輸出品の品質言上が重要視されなければならないことは申すまでもないところであります。
○水谷國務大臣 こまかい点は政府委員から申し上げますが、念のためにお答えしておきます。私は五千六百五十カロリー以上とは言つていない。一年を通じて、平均して五千六百五十カロリーということですから、その点誤解のないように願いたいと思います。
○水谷國務大臣 今尾崎さんの質問ですが、運賃その他の点でそういうことをぜひ計画していただきたいというお考えだと思いますが、それならば、大体運賃をどのくらいの倍率にすべきかということの基準といたしましては、五千六百五十カロリーということで、そろばんをはじいてもらつて結構だと考えております。
○水谷國務大臣 ただいまの御質問の点は、あるいわ石炭次長から前にお答えしたかどうか存じませんが、御趣旨は私もまつたく同感でございまして、商工省としては鉄道にお約束した五千六百五十カロリーをば、一年を通じてぜひ確保するように努力したい、かように考えております。
○水谷國務大臣 数字のことですから、もし正確に御答弁をする必要があれば、後刻いたします。今はその数字をもつておりません。
○水谷國務大臣 私として一番好ましい解決の方法は、それに関係する労働組合、経営者、技術者の意見を尊重し、さらにまた國会の鉱工業委員会、労働委員会、これらの御意見を聽きまして、労働大臣並びに商工大臣の責任で解決するのが私は好ましいのではないかと思つております。
○水谷國務大臣 議論の勝ち負けは声の大小によつてきまるものではありません。速記録を冷靜に判断されて、どちらが勝ちか負けか、判断願いたい。
○水谷國務大臣 石炭の品位の問題に関しましては、前にも一度海野さんにお答えしたかと思いますが、價格の面から申しましても、品位は嚴格な区別をつけまして、われわれといたしましては、燃えない石炭を多量に出すというような考えは、毛頭もつておりません。
○水谷國務大臣 ただいまの出先機関の整理は、あるいは全部の出先機関のことか、あるいは商工関係の出先機関のことか聽き漏らしたのでありますが、総理大臣も繰返し繰返し言明しておりますように、出先機関の整理につきましては、一應閣議で内定いたしまして、目下関係方面と折衝中でありまして、遠からず確定、整理に運ぶという段階になつておると思うのであります。
○水谷國務大臣 國管法はだいたい四月一日から施行されておることは、御案内の通りでありますが、この四月、五月の出炭量が九〇%あるいは九一%というような状態でありましていろいろ論議の的になつておることは、私もよく知つておるのであります。
○水谷國務大臣 わが國の石油精製業の將來につきましては、異なつた観点から、種々の見解が行われておりまして、その一つといたしましては、日本においては精油事業をやめて、日本産の原油はこれを全部海外に輸出し、日本で必要な石油製品は、これを全部海外から輸入すればいいという意見もありまして非常なシヨツクを與えておることは事実でございます。
○水谷國務大臣 事業者團体法に関しましては、これは非常に議論がある法律であるということは、私も十分に察知しておりますし、またこれに非常な関係をもつている商工省といたしましても、断じて無関心たり得ないと思います。
○水谷國務大臣 詳細は電力局長からお答えいたしますが、二十二年度は大体三百億キロワツトアワーを目標としておりましたが、二十三年度には三百十六億キロワツトアワーを目標としております。ただ二十三年度の特徴は、二十二年度は二百十万トン程度しか配点できませんでしたが、二十三年度におきましては、電力に対して大体三百七十万トンの良質炭をぱ配炭したいと考えております。
○水谷國務大臣 田中さんの御質問は、この日本経済の民生安定の上から申しましても、また國際的に見ましても、將來輸出産業の大宗を占める繊維に対しまして、最近商工省におきましては、これを超重点的に取扱いまして、一定の計画を立てたような次第であります。その数字等に関しましては、さいわい繊維局長が來ておりますので、詳細に御説明さすことにいたします。
○水谷國務大臣 私がただいま申し上げましたことは、言葉が足りなかつたかどうかしりませんが、生産面から見た考え方を申したのであります。いやしくも商工大臣としてものを言うときには、生産増強第一主義の立場に立つてものを言つておるのでありまして、ただいま私が申し上げましたものも、その基本的立場に立つておるのであります。
○水谷國務大臣 ただいま山花委員の御質問の点は、私うかつにして新聞記事を見落しましたが、大体御質問の点は、芦田総理、また私自身も言つたと思いますが、輸出不適格品を國内に放出する。そのために努力しておる場合に、その輸出不適格品と言われておるものの價格のことを指しておられるのではないかと思つております。
○水谷國務大臣 もし問題の品物が実質賃金の裏づけに充当するというならば、山花君御指摘のようにマル公でなくてはならぬと思います。
○水谷國務大臣 一年を通じて三千六百万トンは必ず出して見せます。
○水谷國務大臣 重ねて、申し上げます。六月上旬に指定すると答えました。
○水谷國務大臣 神田さんの申されましたように、國管法審議の際に当りましては、二十三年度は五千六百カロリー、三千三百万トンというぐあいに御説明申し上げたことは言うまでもございません。
○水谷國務大臣 ただいま御指摘のうち、金融の方は総理大臣を会長にいたして、商工大臣、大藏大臣、安本長官を副会長とし、日銀総裁及び復興金融金庫の理事長、あるいは産業代表の石川一郎氏、石炭廳長官、物價廳の次長を加えまして、炭鉱融資委員会をつくつて、非常に迅速に着々やつております。
○水谷國務大臣 ただいま御指摘の点は、私初め石炭廳にもそういう西田さんの御指摘のようなことは傳わつておりまん。ただ私の氣持を簡單に言えば、中央においてあれほど炭労同樣に協力してくれておる全石炭が、地方においてさように反対なことをするとは考えられませんので、北海道のようなところにおいても、石炭局にも人を出して協力してくれておりまして、御指摘の点は杞憂であると思つております。
○水谷國務大臣 ただいま上程になりました石炭廳設置法案の提出理由を御説明いたします。 本法案の趣旨といたしまするところは、第一に臨時石炭鉱業管理法案はいよいよ本年四月一日より施行になりましたが、同法の施行に関する事務は、すでに昨年御決定の通り、第一線業務は石炭局において、これを行うのでありますが、中央機構として、若干の整備をなさんとするものであります。
○水谷國務大臣 ただいまの三点の御質問にお答えいたします。 第一点は、中小企業の振興に対して、一番重大なる関係をもつておりまする資材の点に関しましては、ただいま御指摘の通り、さきに伊藤鉱工業委員長に詳しく私が述べた通りでございます。
○水谷國務大臣 ただいまの御指摘の点でございますが、それは師岡さん御自身が御指摘になりましたように、第三條第一項の第四号に「中小企業における新規で有益な製品又は製法等を奬励する」という言葉にありますように、この第一條の「中小企業を育成し、及び発展させ、」ということは、既存の中小企業のみに限つているものではないのでございまして、新しい中小企業を培養するということも包含されていることは、この法文の文字解釈
○水谷國務大臣 ただいま御質問の第三條第三項にうたわれております他の行政廳ということは、これはもつと正確に申し上げますと、中央及び地方の行政廳を指すのでございまして、さらにまた地方の行政廳という場合でありましたならば、これは廣く地く地方自治團体全体を指すのであります。
○水谷國務大臣 松井さんのお言葉はなるほど過去におきましてそういうことがある程度ありましたことも、私も認めるにやぶさかではございません。
○水谷國務大臣 ただいまの問題でございますがこれはせつかく中小企業廳ができましても、ただいま櫻内氏の申されましたような、中小企業專門の金融機関を設けないということになりますと、俗にいう佛つくつて眼を入れずというようなことになりますので、商工当局といたしましては、懸案のこの中小企業專門の金融機関というものをぜひつくりたいと思つて、今関係方面とも緊密な連絡をとりつつ研究している次第でございます。
○水谷國務大臣 ただいま多田委員の御質問の点は、法律ではつきりきめるということも一つの行き方であるかもしれませんが、その点は大臣の指示、命令と申しまするが、運用の上におきまして十分お尋ねの点の目的は達することができるのではないか、このように考えております。
○水谷國務大臣 繰返して申し上げますが、三党政策協定の表現は、軍事公債の利拂の停止的処置、その方法については、委員会を設けて研究するということになつておりますから、この文字をば、社会通念に從つて御解釈願つたら結構であります。
○水谷國務大臣 上林山君の御質問にお答えいたします。三党政策協定には、軍事公債利拂の停止的処置、その方法については、委員会を設くということになつております。そのように御了承願つて結構です。
○水谷國務大臣 この問題に関しましては、私個人の解釈は許されません。また社会党の解釈も許されぬので、これは三党政策の線に副うた解釈しか許されないと思います。
○水谷國務大臣 さきに申しましたように、輸出産業あるいは基礎産業に関連したところの中小企業とかいうもの、そういう重点的に扱う以外のもので、比較的不急不用のものに関連するところの中小企業に対しては、ある程度整備はやむを得ないのといふうに御了承願つておきたい。必ずしもそれ以外のものは全部淘汰するという意味ではありません。
○水谷國務大臣 その点はきのうはつきりお答えした通りです。それに対してあなたが不服であるとすれば、あなたはそれでは中小企業というものはどういうものであるかという建設的の意見を吐かれるのが、國会議員としての任務である。
○水谷國務大臣 その件に関しましては、先ほど來お答えした通りでございまして、前田さんの非常に御熱心なる御質問ではございますが、前の答弁をかえるわけにはまいりません。
○水谷國務大臣 これはまことにごもつともなる御質問であるとともに、まことにむずかしい御質問であろうと存ずるのでございます。
○水谷國務大臣 この中小企業と労働基準法との関係でございますが、これは各地でいろいろ深刻なる問題となつておることは御案内の通りであります。この問題は中小企業におきましては、從來から労働條件が概して惡かつたことから考えまして、この運用には十分注意をせねばならぬと思うのであります。
○水谷國務大臣 ただいまの御質問の点は、ただいまの段階におきましては、やるとかやらぬとかいうところまでいつておりませんので、目下安本を中心にして研究をしておることは事実でございます。
○水谷國務大臣 商工省廳舎買收計畫につきまして御説明申し上げます。商工本省におきまする現在廳舎の事務室總坪數は二千九百八十一坪でありまして、十月十四日現在人員は三千八百六十六人、これに目下充員豫定のもの千五百九人を加えますと五千三百七十五人となりますから、一人當りの坪數は〇・五五坪にしかならない有樣であります。
○水谷國務大臣 高倉君の御質問にお答えいたします。ただいま松本君が御説明になりましたように、修正案の主要なる點は、大體五つでございます。第一は、指定炭鑛の指定基準を明示し、運用上彈力性をもたしたこと。第二は、指定炭鑛の管理についての相手方を事業主としたこと。第三は、炭鑛の管理者の選任及び解任について、あらかじめ生産協議會の議を經ることを要しないとしたこと。
○水谷國務大臣 これはひとり國管の經費だけでなしに、ただいまの段階におきましては、あらゆる問題に關しまして、二十三年度の豫算をはつきり申し上げることは、無理ではないかと思います。
○水谷國務大臣 その點に關しましては、できれば四月一日から施行したいということを考えておりますので、ひとつ次の追加豫算に計上して、今度出る分には出ておりません。